2ストロークガソリンエンジンでスパークプラグが燃える原因

4ストロークエンジンでは各ストロークで点火する、1回排気する、点火プラグが機能しないなど、さまざまな原因が考えられます。 例えば、燃料の問題で、2ストロークエンジンの燃料には、エンジンの潤滑に使われるオイルが多く含まれています。 この混合オイルはカーボンが堆積しやすく、初期段階で点火プラグからのわずかな漏れを引き起こします。
燃え残った部分は点火プラグの電極に蓄積して炭化し、カーボンが堆積して損傷するまで点火プラグの異常点火を引き起こします。 可燃性混合気の過剰な濃度の原因は、一般に、キャブレター内のオイルレベルの高さ、キャブレターのメインエアボリュームホールの詰まり、およびエアフィルターエレメントの深刻な詰まりによるものです。 また、キャブレターのチョークバルブが固着して全開にならない、あるいは濃縮バルブが正常に作動しないことも可燃混合気が過剰に濃縮される原因となります。
スパークプラグの型式と発熱量に注意してください。
スパークプラグの型式、発熱量は取扱説明書の規定に従っていますか。 取扱説明書より1～2ギヤ低い発熱量を選択すると、点火プラグの温度が非常に高くなり、放熱が間に合わず異常燃焼（早期着火）を起こし、最終的には火災の原因となります。スパークプラグの電極が溶けて早期に損傷する可能性があります。
スパークプラグ自体の取り付けや使用においては、発見しにくい不具合もあり、着火性能にも影響を及ぼします。 たとえば、点火プラグのシールが不良である場合、点火プラグがしっかりと固定されていない場合、または点火プラグの絶縁体が破損している場合は、適時に調整または交換する必要があります。 クランクケース内にオイルを入れすぎてクランクケース通気パイプが詰まり、クランクケース内の圧力が上昇し、バランスが崩れます。